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体験ストーリー

体験ストーリーを聞いて 〜ゆりこさんのストーリーから


2012/09/30
ゆり子さんのお話を聞いて
桜井 香於璃
当事者でもあるゆり子さんは、支援者としてSaya-Sayaのボランティアをしていたのですが、モラハラチェックリストをしていたら全てが当てはまり、今までの謎がとけ、離婚にすすんでいったそうです。

また、当時精神科の敷居は高かったのですが、あまりに具合がが悪くなり心療内科に行ったそうです。そこでの診療名はなんと「ボロボロ病」との事。寝ても覚めても緊張の中。
精神科医に今までの話をしたら涙が出てきてワンワン泣いたそうです。そこで医師はゆり子さんをベッドに寝かせ、手を握ってくれたそうです。手を握られとても安堵したそうです。人の手が温かく感じたのですよね。

私もその経験があります。昨年なんと私は盲腸炎になり手術することになりました。たかが盲腸、されど盲腸でとても怖く緊張しました。手術が始まる時ナースが手を包んでくれました。とっても緊張していたのが、安堵感にかわり安心できたのを覚えています。手術終了後、ストレッチャーに乗せられる時、ナースが5人で力を合わせて運んでくれました。私は10本の温かい腕に包まれ安心し大事に丁寧に扱われている事がとっても嬉しかったです。
こんなに丁寧に扱われた事は初めてでとても嬉しかったです。この丁寧に扱われたのがきっかけで、私は禁煙することになりました。タバコは百害あって一利無しですからね。

またゆり子さんは「前向きな苦労」についてお話してくださいました。今でも抗不安薬等を可愛いポーチに入れ仕事をしているとの事。カミングアウトはしてないとのことでした。
そして「未来」について、なりたい自分を想像する事。3年後の自分はどんな生活をしているか、楽しく想像する事。これは具体的に考えて、どこで何をしているか、だれとどんな仕事をしているか・・・。

そして最後に「自分を大切に」と言う言葉をもらいました。
皆さん、自分を大切に、そして未来に向かって一歩ずつ歩いていきましょうね。
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