一人はみんなのために、みんなは一人のために、当事者は当事者のために
AWS(Abused Women Support)

お知らせ

2010年度 AWS事業報告


2012/02/25
2010年4月1日から 2011年3月31日まで

1 事業の背景

 AWSの前身であるAWS女性シェルターは、1986年に発足したアディクション問題を考える会
 の活動の中から、夫によるアルコール依存問題等による暴力被害の妻たちの保護を目的として、
 93年に日本で初めての日本女性向けAWS女性シェルターを創設した。
 その後、HELPの松本氏らとともに、2002年までシェルター活動を行っていたが、以降は
 シェルターを出た人たちが地域社会で孤立しないように電話相談と自助グループ等を支援する
 方向に活動内容を変更していった。
 
2002年4月以降は、個別相談事業やピアバイズ、相互支援のための情報提供事業、会員相
互ミーティングをはじめ、ニュースレターを発行するなど、波多野氏を中心に継続した活動を
実施中。

2 事業の成果

 2011年は、DVサバイバーの相互支援事業として、日常的な困難な状況をシェアしあい、課題
 解決を図る話し合いを毎週木曜日夜間に開催した。平均の参加者は6名前後で、延べ参加人数
 は500名弱となった。
 
法的な情報などの相互支援ミーティングを毎月1回土曜日、東京ウィメンズプラザにて開催し、
東京都には保育と会場の提供をしてもらった。
 
 2月には、斎藤学先生を迎えて拡大ミーティングを開催した。
 
 個別電話相談事業は、波多野氏が毎週一回金曜午前中に40回実施した。
 20件くらいの相談件数であった。
 派生事業として面接相談は10回開催した。
 
 8月、9月、10月、11月には「元気になるためのカラーコーディネイト講座」を実施した。
 
3 事業の実施に関する事項

●特定非営利活動に係る事業

(1)DVサバイバーの相互支援事業
    日常的な困難な状況をシェアしあい、課題解決を図る話し合い
    1月から12月まで 毎週木曜 年間42回開催 19時から21時
    文京区 女性センター

(2)DVに関する講習会・研修事業
    DVに関するレクチャー
    毎月1回 年間12回開催
    東京都 ウィメンズプラザ

(3)DVに関する相談事業
    ピアスーパーバイズ
    毎月1回 年間6回開催
    東京都 ウィメンズプラザ

(4)アドボケイト活動
    面接相談と同行支援
    年1回
    弁護士事務所


●各回のテーマ 
  ・どんなうそをついているのか
  ・失った成長の機会をとりもどす
  ・自分の中の宝石
  ・決断をする前に
  ・決断することは知ること
  ・自分を表現できる方法をさがす
  ・情熱を持てるものを探す
  ・共依存のゲームをやめる
  ・仲間というパワー
  ・自分が必要とするものを知る
  ・みじめさ競争をやめる
  ・明暗のバランスをとる
  ・混乱から抜け出る
  ・周りの人のために自分を捨てない
  ・他人の争いに口をださない
  ・むらさきロード参加
  ・相手の変化を求める前に自分の行動を考える
  ・健全な心配と不健全な心配
  ・自分の声や表情に気を付けよう
  ・新しい行動をとるとき
  ・自分と他人に正直に
  ・アイメッセージ
  ・自分のなかの鬼
  ・権威者に対する恐れ
  ・聞く力をみにつける
  ・人に序列をつけない
  ・イマジネーション
   ほか

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