一人はみんなのために、みんなは一人のために、当事者は当事者のために
AWS(Abused Women Support)

体験ストーリー

体験ストーリーを聞いて 納米さんのお話から


2012/12/27
納米さんのお話を伺って
By 桜井香於璃(さくらいかおり)
納米さんは横浜の男女共同参画センター横浜(フォーラム)の事業本部長でらっしゃいます。とても立派な肩書きで、さぞや大学を卒業してキャリアを積んで今の立場にいらっしゃると思ったらそれは違っていました。

納米さんは22歳で大学を卒業し、さしたる社会経験も無くその6月に6歳年上の彼と結婚したそうです。光のメッセージミーティングでスピーカーをするという事は、案の定元夫にお酒の問題があったからです。
元夫がゴルフバットで大立ち回りをした後、納米さんは3人の子供を連れて一旦は実家に戻り、アパートを借りて新しい生活が始まりました。

その頃納米さんは、原宿相談室に通いミーティングに参加し仲間とシェアしていたそうです。
仲間って大切ですよね。私はAWSムーンストーンに参加しています。週に一度集い色々なストーリーを話し、分かり合えるというのが、最高の醍醐味だと思います。

それで、納米さんは働く事になり、働いた経験は無かったのですが、色々なお仕事をされました。そして現在の職場に就職し現在の地位になりました。
納米さんの沢山の努力が実ったのだと思います。
とはいえ、3人の子供達にも手がかかったようです。「手強い反抗」だったそうです。
でも現在は長女さんと一緒にいて、居心地のいい関係だそうです。

大学を卒業して単なる主婦になり、3人の子供を恵まれましたが、元夫のアルコール問題で色々気付き、93年にはAWSの日本初の民間シェルターを作り、フォーラムでは「横浜モデル」と作り、女性のために尽力して下さっています。

皆様、社会経験が少なくても、私たちにはサバイバーとしての力があります。その力をうまく社会に向けたらもっと住み良い社会になるかもしれませんね。
AWSムーンストーンで仲間とシェアして、元気になって人生を歩んで生きましょうね。
<<体験ストーリー一覧へ戻る
このページのトップへ